先日、チーム神奈川の一寸野虫さん、真神ゆさん、蛾LOVEさんをお迎えして我が埼玉県でライトトラップをしてきました。
(このライトの模様はまた後ほどにでも)
目的種は飛来しませんでしたが晩秋の蛾を堪能したあと、みなさんで街灯巡りをすることに。
ふとコーヒーが飲みたくなった僕は自販機に寄る事に。
普段は殆ど蛾がよりつかず、いつもスルーしていた自販機。
降りるとライトトラップには飛来しなかったウスタビガが落ちてます。
一見すると♀のようです。
「あーもうウスタビガが出てるんだなあ、晩秋ですねえ」
などという普段どおりの会話。
しかし近寄って観察してみると何かヘンです。
ん?なんだこれ?
誰かコーヒーでもこぼしたの??酷いなあ・・・
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ウスタビガ本州以南亜種 Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
??
♀・・・だよね???
何この触角????
蛾LOVEさんがボソっとつぶやきます。
「これモザイク※じゃ・・・」
一同 「!!!!!」
言われてみるとコーヒーをこぼしたかのような左前翅の色形や眼状紋は♂のそれです。
後翅の形も左は♂ 右は♀。
とんでもないものを発見してしまいました。
※雌雄モザイク-Wikipediaより抜粋
雌雄モザイク(しゆうモザイク, 英語:gynandromorph)とは、
生物において一つの個体の中に雄の特徴と雌の特徴を持つ部分が、
明らかな境界を持って混在していること(モザイク状態)
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ウスタビガ本州以南亜種@雌雄モザイク Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
左触角は完全に♂。しかし腹部はヒヨコみたいな♀の特徴が出ています。
通常ならこの姿はありえない取り合わせです。
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ウスタビガ本州以南亜種@雌雄モザイク Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
でも交尾器は♂っぽい・・・?
どのみち生殖能力はないと思われます。
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ウスタビガ本州以南亜種@雌雄モザイク Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
顔を撮ってみました。
左触覚は上にも書いたように完全に♂。
右触角は上半分が♂、下半分が♀の特徴が出ています。
雌雄モザイクをググりまくります。
・発生する確率については1/10,000程度(どうもニワトリやクワガタの話が多い)
・・・数万分の一~数十万分の一なんて書いてあるところもありました。
・寿命が短い傾向
・・・2週間以上生きるオオムラサキが羽化後3日で死んだという例があるようです
・飼育下でたまに観察されるが自然界での観察は非常に稀
・・・まあそりゃそうですね。飼育下なら全ての個体を観察できるんだから。
・遺伝子異常による突然変異
・・・なんか。。。今年に限っていえばイヤな響きだな。。。
参考までにこの後見つけた正常なウスタビガを。
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ウスタビガ本州以南亜種 Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
上が♀で下が♂です。
最初の個体がまさしくモザイク状に雌雄の特徴が入り乱れているのがわかるかと思います。
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ウスタビガ本州以南亜種 Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877). |
上が♀、下が♂。
まあカワイイのはさておき、触角の違いがわかるかと思います。
もちろんこの後採集。
蛾類学会員の蛾LOVEさんを差し置いて僕の手元にやってきました。
朝4時半に帰宅後、即展翅。
手が震えましたがなんとか上手くいきました。
外す時が一番怖いんだけどね・・・><
今回のこの個体は標本が完成次第、報文を書く予定です。
それまで採集地等の詳しい情報は一応控えさせて頂きます。
標本完成したらこちらにも画像アップしますよん♪
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