5時間目・保健体育/オオスズメバチ

今日は男の子と女の子の体の違いについてお勉強しましょう。

もちろんこのブログのやることです。昆虫に決まっています。
今回はオオスズメバチの♂♀についてお話しましょう。


実はつい先日、我が家のトイレにオオスズメバチが迷い込んできました。
いきなりの来訪に軽くパニックの我が家。
すぐさま川北家害虫駆除担当の僕の出番となりました。


ってオオスズメバチは・・・流石にちょっと怖いお><
しかしよく見たらその子は♂だったのです。

ほうほう、では捕獲してみるか。
スズメバチの♂は晩秋に年一回の羽化を行い、女王と交尾をします。
それだけの為に産まれてきたのです。

オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)

この画像を見た大半の方はこう思うでしょう。


スズメバチを手に乗せてる!?


そのとおり。昆虫界の中でも類い希なる凶暴性と攻撃力、
さらには凶悪な毒針を武器に持つオオスズメバチです。


しかし、♂にはその毒針がないのです。


毒針は元々産卵管が変化したモノ。産卵管のない♂にはあるはずないのです。
そのことを知ってさえいれば、手乗りスズメバチなど造作もないことなのです。

「自分もやってみたい!」と思う方がいるかどうかはわかりませんが・・・
誤って♀と戯れようものなら刺される可能性があります。

オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)

識別点は以下の通り。(僕が♂♀の識別に使っているポイントです 個体によっては微妙なのもあるかも)

<1,触角第一節の長さ>
一枚目、水色の I 
三枚目、水色の ○ で示した部分

触角第一節の長さが♀の方が長く、かなり違います。
微妙と思われるかもしれませんが、実際に比べるとかなり違います。


<2,頭循の形>
一枚目、黄緑色で示したラインの(頭楯の下部)の形状

♀が大きくW型になってるのに対し、♂は受け皿型になっています。
少し頭部全体の輪郭も違います。♂の方が細めで精悍な顔つきです。
しかし、蜂を見たときにこんな所まで一瞬で見られるかといったら・・・ 難しいです><


<3,頭部周りの微毛>
一枚目、紫色の ↑ で示した部分

♂のほうが濃くなります。ライオンみたいですねw
これも見分ける方法としては・・・難しいですね><



<4,交尾器の形状>
二枚目で示した部分

そのまんまですねwwwwwwwwwwww
♂は中まで見せてくれました。一番確実な識別方法ですw
関連して三枚目の尻部のシルエット(緑色ので示したライン)があります。
♀はV字を描きいかにも刺しそうな尻をしてますが、
♂は比較的U字を描きます。


<5,腹部黒線の太さ>
三枚目、紫色の ↑ で示した部分
♂のほうがかなり細いのがわかると思います。
しかし、この方法は比較対象となる♀が近くにいないとわかりづらいかも。

どれも微妙な違いです。
ハッキリとわかるようになるまで、手は出さない方が良いでしょう。

僕は大体、1→5→4の順番で確認をしています。
それがわかるようになると・・・ 念願の手乗せスズメバチです。
もし♂を発見したら手に乗せてみて、周りの人を驚かせるのも一興ですねwww


オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)


あ、そうそう。


刺されても責任は取りませんよwwwwwww

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山梨遠征記/09-10-31 ~ソノ者、触レルベカラズ~

ということで雁坂トンネルを抜け、山梨側に来てみました。

やっぱり薄い。

つーことで道の駅みとみにて。

ナカグロホソキリガ
Lithophane socia (Hufnagel, 1766)

アメイロホソキリガに似てますが、若干黒みがかかるようです。

こんだけ。

続いて広瀬ダム。←もうやる気なしw

ホソバハガタヨトウ
Meganephria funesta (Leech, [1889]).
アスファルトに擬態?とにかく上手くアスファルトに溶け込んでいます。

撮ってるときですら、どこからどこまでが蛾なのかわからなくなるほどです。


薄い中寒い中、くまなく探してると東の空が明るく・・・

やべwwww夜が明けたwwwwww  しゅ~りょ~!!!!



結局ウスタビガ♂は見られませんでした。来年に持ち越しですね・・・
残念無念。



つーことで・・・ 昼間は紅葉を楽しむ川北家。


ここで川北家長男が何かを見つけた模様。


( ゚Д゚)< おとーさん! とっても大きなアリがいる!!!!

( ´Д`)< んあ?アリ?

( ゚Д゚)< すごくでかくて奇麗!! 捕まえていい?

( ´Д`)< 待て待て、なんでもやたらに捕まえるな。 毒でもあったらどーすんだ?

メノコツチハンミョウ
Meloe menoko.

( #`Д´)< ってツチハンミョウじゃねーかボケェ!!! 触ったら大変だぞ!!!

( ゚Д゚)< ハンミョウなの?じゃ平気じゃん!咬まれるの?

( ´Д`)< んーハンミョウって名前だけどハンミョウじゃないというか・・・ ちょっと待て


ここでツチハンミョウの恐ろしさを知ってもらうため、
ツチハンミョウ君に協力してもらうことに。

( ´Д`)< いいか、こーやって突っついてみるとだな

関節からオレンジ色の液体(カンタリジン)が出るのです。触ると水ぶくれですよ。

( ゚Д゚)< なんかでた!

( ´Д`)< これに触ると皮膚が水ぶくれになる(キリッ

( ゚Д゚)< へー!!!あぶねー!!!

ウスタビガは見られませんでしたが、ひとつお勉強になった遠征でした。

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秩父昆虫観察記/09-10-31 ~10月の終わりに~

ちょくちょく書いてますが、最近生活リズムが変わり、夜家を空ける&爆睡してることが多くなってきました。
加えてブログを始めて一年ちょい。ネタも大概出尽くし、そろそろ週一更新くらいになりそうです。

そんな忙しい中でも連休となれば出かけてしまうのが今の僕。
前回見つけたウスタビガ♀に気を良くした僕は♂を欲してまた出かけたのでした。


もちろん、浦山ダム-ダムを臨む橋-駅そばの橋-道の駅-神社 へと続くいつものコースです。
ということで浦山ダムから。


しかしのっけから蛾がいない。
ここに来るようになって最低の数です。 その数10未満。
先週来たときの賑わいが嘘のようです。月齢も影響してるのかな・・・

月夜に薄手火を
Lucanus maculifemoratus

しかし草むらでウスタビガを発見。
またもや♀ですが、せっかくの満月。一緒に撮ってみました。
長時間露光に慣れてないのがバレバレです><

シロモンヤガ
Xestia c-nigrum (Linnaeus, 1758)
草むらにまたいました。 春にも見られる蛾です。二化めですね。
ホソバミドリヨトウ
Euplexidia angusta Yoshimoto, 1987
自宅近所でも発見した蛾。これが数頭ついてました。

めぼしいのはこんだけwwwww
あとはマエアカスカシノメイガ、ツマキナカジロナミシャク、同定するのもイヤになるヒメシャクくらい。
これはひどいwww 先が思いやられます。


実は・・・この後も似たような感じ。
とにかく蛾が少ない。真冬かよっ!と言いたくなるような薄さ。
神社まで行っても写真を撮るようなモノがいない。

唯一、二瀬ダムの工事用灯りにウスタビガ♀が二頭。そのくらいです。
あれだけいたヒメヤママユすらいないのです。
この一週間の間に超大規模な農薬散布でも・・・あるわけないね。

仕方がないので山梨との境、出会いの丘という道の駅みたいなところまで足を伸ばしてみました。
ナトリウム灯なのであまり期待はしてなかったのですが・・・

アオバハガタヨトウ
Antivaleria viridimacula (Graeser, 1889)

うーん。普通種。 上のと似てますがびみょ~に違いますw 

カバエダシャク
Colotois pennaria ussuriensis Bang-Haas, 1927
ああ、もうこの子が出てるのね・・・ 真冬じゃん。 だいたい12月にいるような蛾なんですけど・・・^^;


オオトビモンシャチホコ屋久島以北亜種
Phalerodonta manleyi manleyi (Leech, [1889])

こちらはまあ時期相応。スレてますけどね。


こんなもん・・・なの???

これじゃ納得できませんぜ・・・
時間はまだ2時。残された道は「雁坂越え」
山梨県側への有料トンネルを超えていくしかありません。


仕方ない、行ってみるか!!!
山梨編はまた後日~


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