チョウ目

天鵞絨色の飛行職人/ビロードスズメ

以前秩父探索で紹介したビロードスズメ。
群馬遠征で紹介したミスジビロードスズメ。

このそっくりな二種、違いがよく分かりません。

ビロードスズメ@埼玉県秩父市
Rhagastis mongoliana (Butler, 1875)

ミスジビロードスズメ@群馬県安中市
Rhagastis trilineata Matsumura, 1921.

両種を見たことがある人は直感で分かります。大きさが全然違うのです。
ミスジ~の方がかなり小さいのです。
ただ写真となると、スケールを一緒に写していない限り、難しくなります。

おい待てよ、色が全然ちがうじゃん~
と思ったアナタ。ちょっとお待ち下さい。

こいつらお互いにこんな色になる個体が多いのです。

「じゃあどうやって見分けるんだよ!!」ヽ(`Д´)ノ

となってしまうので、調べてみました。
僕の所有する保育社の図鑑にはミスジが載ってません><
そこでお馴染み みんなで作る日本産蛾類図鑑 から抜粋。
(1)前翅亜外縁R5の切れ込み(=前翅先端の薄黄色の紋2個の間のくびれ)
(2)胸部背面と腹部の接合部の赤褐色の鱗毛の生え方
(3)前翅頂にある楔形小黒紋の形状
(4)前翅外縁の丸みの両種の差異

となっています。

何がなにやらわかりません。
しかもどこがどう違うのかもよくわかりません。

そこで僕が撮った写真やネット上にある写真を比較し、独断と偏見で差異点を調べてみました。


(1)についてはよくわかりませんでした><

(2)これは緑色の○で囲ってあるの部分のことです。
  どうやらだらしなく広がってるのがミスジということでしょうか。

(3)これは青色の○のことでしょう。 これもだらしないのがミスジなのかな。
  純正ビロードの方は模様がくっきりしています。

(4)外縁とは黄色の線で示したラインのことです。
 が、それだけではハッキリとした差異が見いだせませんでした><
  そこで前縁(ピンクの線で示したライン)と併せて考えました。
  純正ビロードの方が鋭い翅型をしてるように感じます。
 
以上のような差異点を十何枚かの写真を比較した結果見いだすことができました。
もちろん独断と偏見ですので、間違ってる可能性は多々あるんですがww


おまけ。お顔拝見のコーナーw

ミスジビロードスズメ
Rhagastis trilineata Matsumura, 1921

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八は縁起の良い数字/ヤスジシャチホコ

同定自信度 ★★★★★

秩父探索で撮った蛾なのですが、スペースの都合上割愛させてもらった蛾です。
八筋鯱と書くのでしょうか?八本の筋が名前の由来となっていそうです。

ところが・・・

ヤスジシャチホコ
Epodonta lineata (Oberthür, 1880).


どこが八本?

まさか翅脈に沿った筋のこと・・・なのかな?
てっきり横線のことだと思ってたんですが、よくよく数えたら違うようです><

シックな色合いで、冬のファッションによくありそうな柄ですね。

ヤスジシャチホコ
Epodonta lineata (Oberthür, 1880).

おなじみお顔拝見のコーナー!!

シャチホコガを指に乗せるとなぜか前脚を揃える仕草が多く見られます。
それがまた可愛いんですよねwww 

2009年9月17日 秩父市浦山ダムにて撮影

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神の御業/ムラサキシャチホコ

同定自信度 ★★★★★

本来なら秩父探索記が始まるところですが・・・
コレだけはやっておかないと気が済まないのです。
僕が少年の頃から恋い焦がれ、探索に行く際は必ず探していた・・・そんな蛾です。

特段珍しいわけでもないようですが、どうも巡り合わせが悪いのか嫌われてるのか。


もしくは騙されていたのかw


ともかくずっと撮影する機会に巡り逢えませんでした。
そんな蛾を今回、ようやく撮影することができました。


まずはこちらの画像から。


え?ナニコレ?プランター?


そう思った方、正解ですw
但し、この中に一頭、巧妙に擬態をしたムラサキシャチホコという蛾が隠れています。
まあ、探してみてくださいw

ムラサキシャチホコ
Uropyia meticulodina (Oberthür, 1884).
こんな蛾が隠れています。見事に枯葉に擬態したフォルムです。 このくるんとカールした枯葉に擬態した羽は実際にカールしているわけではありません。

全て、鱗粉の濃淡で描かれています。
丸まって見えるのは錯覚、というわけです。丸まってると思ったら負けですw
ムラサキシャチホコの術中にハマッたということです。
俗に言うトリックアートというヤツですね。


これを鱗粉で表現するなんて・・・ 進化の一言で表わすことができないですよね・・・


上から見るとこんな感じ。

ムラサキシャチホコ
Uropyia meticulodina (Oberthür, 1884).

なんか不思議な模様ですw


ムラサキシャチホコ
Uropyia meticulodina (Oberthür, 1884).

お顔拝見のコーナー!
かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!
擬態もマスクも完璧ですね。

ようやくひとつの目標が達成できました。
それでもまた逢いたい蛾です。何度でも、ね。


あ、そうそう。

答え・・・知りたい?
知りたい人は こちら からどうぞw

2009/08/22 埼玉県秩父市にて撮影

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吸い殻は吸い殻入れに。/ツマキシャチホコ

同定自信度 ★★★☆☆

探索中、ふと地面に目をやると吸い殻が落ちていました。
「まったく・・・誰だよ 持って帰れよ・・・」と思ってよく見ると



それは吸い殻じゃありませんでした。

シケモクに擬態した蛾でした。

ウソです。最初から蛾だってわかってました><
でも吸い殻によく似てると思いませんか?





可愛い顔をしています。シケモクのくせにwwww
よく見ると木が折れた断面に擬態しているのです。
決してシケモクに擬態してるわけではありません。

ツマキシャチホコ
Phalera assimilis (Bremer & Grey, 1853).
横から見るとシケモク度はダウンします。が、木の枝ッぷりが格段にアップします。 桜の枝が折れたような・・・擬態職人です。

このPhalera属、似た種が4種類ほどいます。
判別方法として羽の先端の白い部分、木の皮が剥けてる部分の縁取りが赤か黒かでまず別れます。
そこから羽の背中側に黒紋がふたつあればツマキ 外側にひとつならクロツマキとなるようです。
この個体は外側の黒紋が薄くなってますが、頭側にも紋があるのでツマキシャチホコとしました。

難しいですね><


OLYMPUS E-30 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro+エクステンションチューブ EX-25 
リングフラッシュ RF-11使用
2009/07/07 秋ヶ瀬公園にて

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立ちんぼ警官ってあまり意味ないよね/シンジュサン

お久しぶりです。ようやく研修から帰ってまいりました。
ボチボチ再開していこうと思います。

ということで前回檜原山梨遠征で取り上げたシンジュサンの未公開画像でも。
シンジュサンはヤママユガの仲間で6~7月が旬です。
その美しい模様と優雅な舞いは見る者を虜にします。

シンジュサン 本州以西対馬以外亜種
Samia cynthia pryeri (Butler, 1878).
といいながらいきなり前回の画像を流用www 二枚目は別個体です。ちょっと後翅が残念なことになってしまいました。


シンジュサン 本州以西対馬以外亜種@顔
Samia cynthia pryeri (Butler, 1878).

触角はウサ耳タイプです。ベリーキュートってやつですねw
♀も見てみたいですね。

シンジュサン 本州以西対馬以外亜種@前翅
Samia cynthia pryeri (Butler, 1878).
前翅の先っぽにはこんな模様があります。ピントが甘々ですいません>< これ蛇の頭を模しているんですよね。威嚇してるわけです。 道路によく立っている警官の人形みたいなもんですね。 鳥とかに食べられないための工夫なんでしょうが効果の程はどうなんでしょうwww

しかし何故か僕の行くフィールドでは縁がない蛾です。昨日も少し探したのに><
探し方が下手なんでしょうかね・・・

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草原の友/モンシロチョウ

同定自信度 ★★★☆☆

普通種すぎて今まで取り上げてなかった虫です。へタすりゃ幼稚園児でもその名を知っており、
蝶のなかでもキングオブ普通種と言っても過言ではないと思います。
白い羽に黒い紋。草原をひらひらと舞うその姿。誰でも一度は目にしたことがあるはずです。

しかしシロチョウには意外とたくさんの種類がいて、僕のような素人が判断できるような甘いモノじゃないのです。

モンシロチョウ
Pieris rapae
2008/03/11 川口市芝川土手にて撮影
OLYMPUS E-510+ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6

今見ると甘い画像だなあww 去年、一眼買いたての頃に撮ったヤツです。

モンシロチョウ@飛翔
Pieris rapae
2008/06/08 さいたま市桜区秋ヶ瀬公園にて撮影
OLYMPUS E-510+ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye+2x Teleconverter EC-20

ちょうどこっちを向いてくれました。今の僕にしてはなかなか良い写真が撮れました。

モンシロチョウスジグロシロチョウ@交尾拒否
Pieris melete
6/15 スジグロシロチョウ(ヤマト?)との指摘を頂きました。謹んで訂正いたしますm(__)m
やっぱり間違ってましたね><

2008/06/14 さいたま市桜区秋ヶ瀬公園にて撮影
OLYMPUS E-30+ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

変なポーズしてますが、この姿勢は♀が交尾拒否をしてる体勢です。
なぜかこの体勢だと♂は交尾に持ち込むことができないようです。
昆虫の世界にもブサメンがいるということでしょうか・・・


僕も嫁さんに拒否されないようにしないといけませんね><

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純和風の装い/ヒメトラガ

同定自信度 ★★★★★

6月にはいって蛾の数も飛躍的に増えてきました。
月曜に行った探索では55種類の蛾を撮影することができました。
当分ネタには困らない・・・と思いきや単発で取り上げるような写真まで撮ってるのは僅か。
(電池がね・・・すぐなくなるんですわw 寿命かな)
 
そんな蛾たちに少しお付き合い頂いたあと、探索記を書きたいと思います。

と話を戻してヒメトラガです。
蛾のイメージからかけ離れた煌びやかな蛾です。
黒を基調としながらも薄いピンクをあしらった上品な模様は見た者を虜にします。

ヒメトラガ
Asteropetes noctuina (Butler, 1878).


さらに後翅は鮮やかな黄色。
下着までお洒落は行き届いているのです。

ヒメトラガ後翅



気になるお顔もモフモフで萌蛾っぷりを発揮。
手乗りにも協力的で非の付け所がない和風美人です。

ヒメトラガ ポートレート


こんな蛾ばっかりだったら蛾の立場ってもっと違っていたのかもしれませんね。

2009/06/08 東京都檜原村にて


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貴婦人の振る舞い/セダカシャチホコ

同定自信度 ★★★★☆

昨夜はまったんさんと山梨方面へ探索へ出かけました。
その成果を少しづつ・・・

よく見る普通種で大型のシャチホコガです。大きいので灯下を探していてもよく見つかる蛾です。

セダカシャチホコ
Rabtala cristata (Butler, 1877).

色合い的にはあまりパッとしない部類なんですが、
僕がとても好きな蛾のひとつでもあります。


セダカシャチホコ
Rabtala cristata (Butler, 1877).

このとんがり帽子がたまりません。どっかの国の貴婦人のようです。


これはお顔拝見しないといけません。

セダカシャチホコ
Rabtala cristata (Butler, 1877).

(;´Д`) カワエエ・・・
白い毛皮ににとんがり帽子。まさに貴婦人。

セダカシャチホコ
Rabtala cristata (Butler, 1877).
はじめまして瀬高と申します・・・とでも言ってるのでしょうか?
立ち振る舞いまで貴婦人です。みなさんもこの子を見かけたら挨拶してあげて下さい。


2009/06/08 東京都檜原にて

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スズメガ戦隊の紅一点/ベニスズメ

同定自信度 ★★★★★

結構あちこちで見ることの出来るスズメガの仲間です。
ちょっと森があるような公園ならいるのではないでしょうか。
食草はホウセンカ、ツリフネソウやオオマツヨイグサなど多岐にわたります。

が、この蛾を初めて見た人は度肝を抜かれることでしょう。

なんたって全身ピンクですよピンク!

南国とかにいそうな色合いで見る人に大きなインパクトを与えます。

ベニスズメ
Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875).

擬態?何だそれ?シラネーヨ!と言わんばかりに目立っています。

しかし若干緑色を入れてるところが擬態を捨て切れていませんw

ベニスズメ
Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875).
横から撮ってみました。 もうドピンクです。林屋ぺーも真っ青です。


ベニスズメ
Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875).

裏から。もうその中途半端な緑やめればいいのにwww ドピンクでいこうよwww


ベニスズメ
Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875).

お顔拝見。
何故かストⅡのブランカを思い出しました。色似てないのになんでだろwww


スズメガ戦隊とは?
氷堂涼二のドゥオアダイで氷堂さんが蛾を擬人化して不定期連載?してるんですがその中にでてきます。
今のところ抹茶グリーンことウンモンスズメと紅レッドことベニスズメが出てきていますwww

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新緑の季節に/アオスジアオリンガ

同定自信度 ★★★☆☆

美しい緑の毛並みをもった小さな蛾。まさに新緑の季節に適応した色遣いです。
電灯によくやってくる蛾ですが、その緑色は一際目立ちます。

アオスジアオリンガ
Pseudoips prasinanus (Linnaeus, 1758)

この種はアカスジアオリンガというよく似た近似種がいます。
前翅のニ本の線が平行だとアオスジ、となっていますが・・・

平行・・・だよね?

こまけぇことはいいんだよ!(AA略 ってことで お顔拝見。

アオスジアオリンガ
のお顔

なんかだるそうです。

<早く撮れやボケェ・・・

そんな声が聞こえてきそうです><
この子は春型と夏型で装いを変えてくるんですが、夏型も撮って紹介したいですね。
そしてアカスジも・・・


2009/05/23 長野県軽井沢町にて撮影

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