昆虫

フユシャク探索隊@埼玉/09-12-12 

今年もあとわずかになってきました。 
仕事柄12月は多忙を極めるのですが、合間を縫ってのフユシャク探索へ行って来ました。

ご一緒したのはチーム神奈川から一寸野虫さん、真神ゆさん、DX-9さん。
迎え撃つ埼玉勢はATSさん、後ほど加わるMatszさん、そして僕。
こんなメンバーで探索隊はスタート。

さ~て 今週のサザエs・・・じゃなくて狙いは?

・秋ヶ瀬にてユキムカエフユシャク
・狭山市にてサザナミフユナミシャク

の二本でーす!

フユシャクとは冬にしか活動しない蛾の仲間です。
そんなフユシャクとの出会いを楽しみに(というか冬に狙うのはこれくらいだしw)
探索をしてみることになりました。

僕とMatszさんを除く方達は朝9時に秋ヶ瀬公園に集合して探索。
僕は子供の行事都合で11時からの参加となりました。

ということで11時に合流するや否や

「おはようございますー ユキムカエ出てますよ!」
「えっ、もう見つけたんですか?」

ユキムカエフユシャク
Alsophila inouei Nakajima, 1989.

いたwwwwww 開始1分、第一の目標達成ですwwwww
9日に来たときはあれだけ探してダメだったのに。
出てくる時はこんなもんなんですねぇ。
このユキムカエフユシャク。白っぽい羽と名前が相まって何とも風流な蛾です。
ハンノキを食しますが低地では殆ど見られないのです。
大体標高1000m以上に生息しているのですが、何故か秋ヶ瀬では発生しています。


秋ヶ瀬で最大の目標を達成した一行は意気揚々と狭山市へ。
地元ATSさんの案内で一行はサザナミフユナミシャクの探索をすることに。
森の中を歩く一行の最初の被写体になったのはコチラ。

ウシカメムシ
Alcimocoris japonensis (Scott, 1880)

牛のようなツノを持ったカメムシ。
1cmにも満たない小さなカメムシですが、そのフォルムは独特で格好の被写体です。


サザナミを探す5人。しかしなかなか見つかりません。
ここで僕がフッと樹幹に違和感を感じました。

ん・・・・?

僕はここにいるよー?


いたーーーー!!!!!


サザナミフユナミシャク
Operophtera japonaria (Leech, 1891).

なかなかの擬態技術だが僕の目は騙せませんぜ?

ここで合流したMatszさんと共に撮影タイム。
二つ目の目標も達成することができました。

他には・・・

マエシロモンキノカワガ
Nycteola costalis Sugi, 1959

こんなのがいました。無印キノカワガとは似ても似つかない姿ですね~


こんなとこで昼の部は終了。
次回もATSさんの案内で狭山市を巡ります~

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秋ヶ瀬探索/09-11-27 ~大きな忘れ物~

あー ヤヴァイです。12月はやっぱり忙しいねぇ・・・
ってことで10日前の探索の様子を。

といっても季節柄虫も少ないんですけどね・・・
予定としてはフユシャク捜索→糖蜜採集 という流れだったのですが・・・

いつもの子供の森からスタート。
フユシャクを探してみるも一向にその姿は見られず。
秋ヶ瀬はフユシャクが少ないのか??と疑いたくなります。

代わりにたくさんいたのはコチラ。

クヌギカメムシ♀@産卵中
Urostylis westwoodi Scott, 1874.

産卵中です。奥に卵が見えるんですがわかるかな?
似た種にヘリクヌギだサジクヌギだのがいるのですが、
この無印クヌギは気門(腹部側面にある呼吸をする器官)が黒いのでよく見るとわかります。

ところでコイツ、本当に大量にいました。
相互リンクさせてもらってる真神ゆさんのブログ Faunas & Floras Phase2 でもクヌギカメムシの大量発生を取り上げています。
今年はなんかあるんでしょか?? 
カメムシが多い年は降雪が多いなんて言いますよね。(確か^^;)
車やバイクで仕事をしてる僕としてはありがたくない情報です><


この季節、唯一現役で樹液を出している木へ行ってみました。
スズメバチが群れをなして止まっていた木です。
さすがにスズメバチももう数頭。数えられるほどになりました。
しかもほとんど動かない。もう死を間近に控えているのでしょう。
勇気を出して摘んでみました。それでもほとんど動きません。死んで・・・ないよねw

オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica ( Radoszkowski, 1857).

今年はもうお別れかな?


同じ木には

クロコノマチョウ
Melanitis phedima oitensis Matsumura,1919.

の姿が。ベッコウバエの交尾に参加したいのか・・・?何をしてるんでしょw
普段は大の人間嫌いでなかなか近づくことができないんですが、寒いからなのかじっとしていました。

2時間ほどまわりましたが、めぼしいのはこの程度。ちょっと寒すぎた?
時間は16:30をまわり辺りが薄暗くなってきました。

夕暮れは近づくも成果は今ひとつ><

フユシャクは諦めて糖蜜に切り替えます。早速準備を始めたのですが・・・

あれ・・・



ティッシュがない><



糖蜜を染みこませるティッシュを忘れてしまいました><


仕方がないので木に直接ぶちまけることに。なんとかなるかなぁ・・・


日没後。


コネ━━('A`)━━!!!

全く来ていません。
カラスヨトウすらも。

そんな中、よーく見るとバッタが一匹。

ツユムシ
Phaneroptera falcata
かな?バッタには疎いんでよくわからん・・・ こんなのも糖蜜にくるんですねwww


そして待望の蛾が一頭飛来。

ヒメクビグロクチバ
Lygephila recta (Bremer, 1864)
キリガじゃなかったwww これ以降は何も飛来せず。終了となりました・・・

やっぱりティッシュがないとダメなのかなあ?それとも日が悪かったのか・・・
ひとまず次回からは忘れないようにしないといかんね><


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秋ヶ瀬探索記/09-11-23

秋も終わりに近づき、冬の足音が聞こえてきました。
秩父の方では既に降雪があったようで、遠征も当分お預けになりそうです><
(だってスタッドレス持ってないんですもの)

ということで春先までは余程のことがない限り近場での探索が主になります。
手始めにホーム秋ヶ瀬で今シーズン初の糖蜜採集をしてきました。

カラスヨトウ
Amphipyra livida corvina Motschulsky, 1866.

こんなのがウヨウヨ寄ってきます。今の時期はカラスヨトウが多く、全体の7割くらいはコレです。
 
それよりまず、虫をやらない人には聞き慣れない糖蜜採集とは何ぞや?
という疑問に答えておかなくてはいけません。
 
簡単に言えばエサを仕掛けておいて寄ってきた蛾を採集するものです。
この時期はキリガ類が主なターゲットになります。
エサは樹液を模したモノを作るのですが、
黒糖を煮詰めたり、何対何で混ぜるなど難しい作り方があるようです。

しかし僕の超カンタン適当糖蜜は・・・
1:コンビニでワンカップの日本酒と紙パックの黒酢ドリンクを買います。
2:適当な容器で混ぜてシェイクします。
3:気休めにガムシロップでもいれておきます。←よく省略しますwww
4:できあがり♪

どうですこの単純明快な作業。 カンタンレシピでテレビに出られそうです。


仕掛ける時間は日没直前。できればティッシュ等に浸して蒸発を防ぐのが良いでしょう。
場所は木がY字になったところがベストです。いくつか仕掛けておき、場所もよく覚えておきましょう。

準備は万端。
陽が落ちたらヘッドライトを装着していよいよ探索開始。

さてさて、どんなのがくるかな~?

ミツボシキリガ
Eupsilia tripunctata Butler, 1878.

前回紹介したキリガです。画像も使い回しです。ええ。


ヨスジノコメキリガ
Eupsilia quadrilinea (Leech, [1889]).

秋ヶ瀬ではよく見られるキリガです。 
一枚撮っただけで逃げられてしまい、良い画とはなりませんでした><

キリガ類は光に敏感な種が多く、光を当てると逃げてしまう子がいますので注意が必要です。


キバラモクメキリガ
Xylena formosa (Butler, 1878).
秋ヶ瀬では最も個体数の多いキリガかもしれません。  少し前の ご近所探検隊/09-11-18 でも紹介したキリガです。ということで今回は顔のアップ画をお楽しみ下さい。


マメチャイロキヨトウ
Mythimna stolida (Leech, [1889]).
ヨトウガも飛来してきました。ド普通種で都会でも見られます。 今日も仕事中に発見しましたw


クロスジヒメアツバ
Schrankia costaestrigalis (Stephens, 1834).
1cmくらいの小さい蛾です。僕には同定できませんでした><  だってメイガばっかり見てたんだものw 蛾LOVEさんに同定して頂きました。ありがとうございます。


うってかわってこちらは大型蛾。

フクラスズメ
Arcte coerula (Guenée, 1852).

フクラスズメです。一年中いるイメージがありますね。(実際は春先に消えるのですが)
背中には小宇宙を思わせる美しい柄をまといますが、手に乗せるとチクチクします。
別に毒はないのですが、トゲが痛いんです><
動きがゴキブリっぽいので嫌われモノかも知れない・・・


今シーズン初の糖蜜はこんなところで終了。
ミッキーが来てくれたのが嬉しかったですね。
今冬は色々な所で糖蜜してみようと思います。


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ご近所探検隊/09-11-18 ~今年、一番の寒さの中~

間が空きました。撮りに行く余裕、更新する余裕がないです><
でもまぁそろそろ新しい(というか昔の)仕事にも慣れてきたんでボチボチ出かけようと思います。

つーことでまたも友人O氏(これがまた同じ職場になったのです)と一緒に
ご近所廻りをしてきました。狙いはウスタビガ。
市街地で発見したい、という思いがありました。

発見例のある地域を重点的に回ってみようということになったのですが・・・


とにかく寒い。

気温は5℃くらいでしょうか・・・ もう真冬じゃん><
こりゃフユシャク探す気温だよ・・・

そんな寒さの中、おっさん2人のドライブは始まりました。
まずはさいたま市緑区の氷川女体神社。
前に紹介した良いポイントです。

エグリヅマエダシャク本土伊豆諸島以外亜種
Odontopera arida arida (Butler, 1878).

あー キミね。この時期は目立つよね、うん。

ノコメトガリキリガ
Telorta divergens (Butler, 1879).
前もいたね、うん。  でもこの個体、よく見ると右羽だけ模様が繋がってる。左右非対称なのか・・・


ここはこんなもん。時期が時期だけにやっぱり少ないね><
去年、この近くでウスバフユシャク大量に見たけど流石にまだ出てないようです。


車を適当に走らせ、よさげなポイントを探すことに。
川口市へ行ってみます。
いくつかよさげな灯りを見てみるも全て坊主。う~ん・・・

・川口市 百観音公園
煌々と灯りの漏れる良いトイレがあります。
しかし山間部のトイレと違い、都市部の公園のトイレには何があるかわかりません><

まあ今回は何事もなく探索ができました。

マエアカスカシノメイガ
Palpita nigropunctalis (Bremer, 1864).

虫の薄い時期には重宝する子です。
こうやってよく見ると美しい蛾なのですが・・・ 
その個体数の多さゆえ、あまり注目されないんですよねw

ニトベエダシャク
Wilemania nitobei (Nitobe, 1907).
初冬といえばこの子ですね。目立つ蛾で似ている種もなく、覚えやすい蛾です。 ウチの庭でも発生している普通種です。


キバラモクメキリガ
Xylena formosa (Butler, 1878).

ニトベエダシャク同様、去年も紹介した種です。
自然界ではかなりの擬態職人ですが、トイレにいては役に立ちませんw

しかし、ピントを合わせてるつもりなのに合ってない・・・
目が退化してるんでしょうか><

アカエグリバ
Oraesia excavata (Butler, 1878).
擬態職人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! この枯葉具合がたまらんです。蛾の良さを改めて感じさせてくれます。 O氏もしきりに感心していました。

・川口市 峯八幡神社

ウスキツバメエダシャク
Ourapteryx nivea Butler, 1884

似た種が多いOurapteryx属ですが、こんな時期まで残ってるのはウスキでしょう。
いつもはスルーするのですが、蛾の少ない今日は撮ってみました。


チャエダシャク
Megabiston plumosaria (Leech, 1891)

地味系エダシャク。この時期の代表選手ですね。
でも、この子はエダシャクにしてはすごく触角が発達しているんです。
クシヒゲシャチホコもそうですが、冬はより触角が発達する理由でもあるんでしょうか・・・?

チャエダシャク
Megabiston plumosaria (Leech, 1891)
そんな触角を撮ってみました。やっぱりピントが微妙ですね。


一晩回りましたが、こんなもんでした。
もう灯火に来る蛾も少なくなりましたね。
そろそろ糖蜜でもしてみようかな?

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5時間目・保健体育/オオスズメバチ

今日は男の子と女の子の体の違いについてお勉強しましょう。

もちろんこのブログのやることです。昆虫に決まっています。
今回はオオスズメバチの♂♀についてお話しましょう。


実はつい先日、我が家のトイレにオオスズメバチが迷い込んできました。
いきなりの来訪に軽くパニックの我が家。
すぐさま川北家害虫駆除担当の僕の出番となりました。


ってオオスズメバチは・・・流石にちょっと怖いお><
しかしよく見たらその子は♂だったのです。

ほうほう、では捕獲してみるか。
スズメバチの♂は晩秋に年一回の羽化を行い、女王と交尾をします。
それだけの為に産まれてきたのです。

オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)

この画像を見た大半の方はこう思うでしょう。


スズメバチを手に乗せてる!?


そのとおり。昆虫界の中でも類い希なる凶暴性と攻撃力、
さらには凶悪な毒針を武器に持つオオスズメバチです。


しかし、♂にはその毒針がないのです。


毒針は元々産卵管が変化したモノ。産卵管のない♂にはあるはずないのです。
そのことを知ってさえいれば、手乗りスズメバチなど造作もないことなのです。

「自分もやってみたい!」と思う方がいるかどうかはわかりませんが・・・
誤って♀と戯れようものなら刺される可能性があります。

オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)

識別点は以下の通り。(僕が♂♀の識別に使っているポイントです 個体によっては微妙なのもあるかも)

<1,触角第一節の長さ>
一枚目、水色の I 
三枚目、水色の ○ で示した部分

触角第一節の長さが♀の方が長く、かなり違います。
微妙と思われるかもしれませんが、実際に比べるとかなり違います。


<2,頭循の形>
一枚目、黄緑色で示したラインの(頭楯の下部)の形状

♀が大きくW型になってるのに対し、♂は受け皿型になっています。
少し頭部全体の輪郭も違います。♂の方が細めで精悍な顔つきです。
しかし、蜂を見たときにこんな所まで一瞬で見られるかといったら・・・ 難しいです><


<3,頭部周りの微毛>
一枚目、紫色の ↑ で示した部分

♂のほうが濃くなります。ライオンみたいですねw
これも見分ける方法としては・・・難しいですね><



<4,交尾器の形状>
二枚目で示した部分

そのまんまですねwwwwwwwwwwww
♂は中まで見せてくれました。一番確実な識別方法ですw
関連して三枚目の尻部のシルエット(緑色ので示したライン)があります。
♀はV字を描きいかにも刺しそうな尻をしてますが、
♂は比較的U字を描きます。


<5,腹部黒線の太さ>
三枚目、紫色の ↑ で示した部分
♂のほうがかなり細いのがわかると思います。
しかし、この方法は比較対象となる♀が近くにいないとわかりづらいかも。

どれも微妙な違いです。
ハッキリとわかるようになるまで、手は出さない方が良いでしょう。

僕は大体、1→5→4の順番で確認をしています。
それがわかるようになると・・・ 念願の手乗せスズメバチです。
もし♂を発見したら手に乗せてみて、周りの人を驚かせるのも一興ですねwww


オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica (Radoszkowski, 1857)


あ、そうそう。


刺されても責任は取りませんよwwwwwww

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山梨遠征記/09-10-31 ~ソノ者、触レルベカラズ~

ということで雁坂トンネルを抜け、山梨側に来てみました。

やっぱり薄い。

つーことで道の駅みとみにて。

ナカグロホソキリガ
Lithophane socia (Hufnagel, 1766)

アメイロホソキリガに似てますが、若干黒みがかかるようです。

こんだけ。

続いて広瀬ダム。←もうやる気なしw

ホソバハガタヨトウ
Meganephria funesta (Leech, [1889]).
アスファルトに擬態?とにかく上手くアスファルトに溶け込んでいます。

撮ってるときですら、どこからどこまでが蛾なのかわからなくなるほどです。


薄い中寒い中、くまなく探してると東の空が明るく・・・

やべwwww夜が明けたwwwwww  しゅ~りょ~!!!!



結局ウスタビガ♂は見られませんでした。来年に持ち越しですね・・・
残念無念。



つーことで・・・ 昼間は紅葉を楽しむ川北家。


ここで川北家長男が何かを見つけた模様。


( ゚Д゚)< おとーさん! とっても大きなアリがいる!!!!

( ´Д`)< んあ?アリ?

( ゚Д゚)< すごくでかくて奇麗!! 捕まえていい?

( ´Д`)< 待て待て、なんでもやたらに捕まえるな。 毒でもあったらどーすんだ?

メノコツチハンミョウ
Meloe menoko.

( #`Д´)< ってツチハンミョウじゃねーかボケェ!!! 触ったら大変だぞ!!!

( ゚Д゚)< ハンミョウなの?じゃ平気じゃん!咬まれるの?

( ´Д`)< んーハンミョウって名前だけどハンミョウじゃないというか・・・ ちょっと待て


ここでツチハンミョウの恐ろしさを知ってもらうため、
ツチハンミョウ君に協力してもらうことに。

( ´Д`)< いいか、こーやって突っついてみるとだな

関節からオレンジ色の液体(カンタリジン)が出るのです。触ると水ぶくれですよ。

( ゚Д゚)< なんかでた!

( ´Д`)< これに触ると皮膚が水ぶくれになる(キリッ

( ゚Д゚)< へー!!!あぶねー!!!

ウスタビガは見られませんでしたが、ひとつお勉強になった遠征でした。

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秩父昆虫観察記/09-10-31 ~10月の終わりに~

ちょくちょく書いてますが、最近生活リズムが変わり、夜家を空ける&爆睡してることが多くなってきました。
加えてブログを始めて一年ちょい。ネタも大概出尽くし、そろそろ週一更新くらいになりそうです。

そんな忙しい中でも連休となれば出かけてしまうのが今の僕。
前回見つけたウスタビガ♀に気を良くした僕は♂を欲してまた出かけたのでした。


もちろん、浦山ダム-ダムを臨む橋-駅そばの橋-道の駅-神社 へと続くいつものコースです。
ということで浦山ダムから。


しかしのっけから蛾がいない。
ここに来るようになって最低の数です。 その数10未満。
先週来たときの賑わいが嘘のようです。月齢も影響してるのかな・・・

月夜に薄手火を
Lucanus maculifemoratus

しかし草むらでウスタビガを発見。
またもや♀ですが、せっかくの満月。一緒に撮ってみました。
長時間露光に慣れてないのがバレバレです><

シロモンヤガ
Xestia c-nigrum (Linnaeus, 1758)
草むらにまたいました。 春にも見られる蛾です。二化めですね。
ホソバミドリヨトウ
Euplexidia angusta Yoshimoto, 1987
自宅近所でも発見した蛾。これが数頭ついてました。

めぼしいのはこんだけwwwww
あとはマエアカスカシノメイガ、ツマキナカジロナミシャク、同定するのもイヤになるヒメシャクくらい。
これはひどいwww 先が思いやられます。


実は・・・この後も似たような感じ。
とにかく蛾が少ない。真冬かよっ!と言いたくなるような薄さ。
神社まで行っても写真を撮るようなモノがいない。

唯一、二瀬ダムの工事用灯りにウスタビガ♀が二頭。そのくらいです。
あれだけいたヒメヤママユすらいないのです。
この一週間の間に超大規模な農薬散布でも・・・あるわけないね。

仕方がないので山梨との境、出会いの丘という道の駅みたいなところまで足を伸ばしてみました。
ナトリウム灯なのであまり期待はしてなかったのですが・・・

アオバハガタヨトウ
Antivaleria viridimacula (Graeser, 1889)

うーん。普通種。 上のと似てますがびみょ~に違いますw 

カバエダシャク
Colotois pennaria ussuriensis Bang-Haas, 1927
ああ、もうこの子が出てるのね・・・ 真冬じゃん。 だいたい12月にいるような蛾なんですけど・・・^^;


オオトビモンシャチホコ屋久島以北亜種
Phalerodonta manleyi manleyi (Leech, [1889])

こちらはまあ時期相応。スレてますけどね。


こんなもん・・・なの???

これじゃ納得できませんぜ・・・
時間はまだ2時。残された道は「雁坂越え」
山梨県側への有料トンネルを超えていくしかありません。


仕方ない、行ってみるか!!!
山梨編はまた後日~


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続・秩父昆虫観察記/09-10-24 ~雨ニモマケズ~

ウスタビガの羽を見つけ、テンションの上がる僕とO氏。
しかし駐車場付近をいくら探しても生体は見つかりません。

そこで普段は行かない境内の方へ。いつも犬の鳴き声とかしてイヤなんだよね・・・
でも今日は2人だから大丈夫!(謎

エグリヒメカゲロウ
Drepanopteryx phalaenoides (Linnaeus)

※埼玉県レッドデータ 準絶滅危惧 NT(Near Threatened)に指定
早速見つけたのはこの子。 激レアのクセによく逢うなww どうやらここは生息地として記録されており、いてもおかしくない様子。



キエグリシャチホコ
Himeropteryx miraculosa Staudinger, 1887.

秋の蛾ってやはり黄色系が多い。
擬態のこと考えるとやはり自然とそうなるんでしょう。
キエグリシャチホコ
Himeropteryx miraculosa Staudinger, 1887.

ひとまずお顔拝見のコーナー!
水滴がついてると僕のシステムは撮りづらいのです><
(水滴にリングストロボが写り込む。。。)


とある街灯に大きな蛾がやたらたくさんついています。その数20くらい?
他の街灯にはいないのに・・・ もしやウスタビガの宴??

ヒメヤママユ本州以南亜種
Saturnia jonasii jonasii (Butler, 1877).

・・・案の定、全部姫様でした><
しかし黒化型がけっこう多い。1/30と聞いていたんですが・・・ ここだけで5匹くらいいたような。
左が黒化型。右がノーマルです。首辺りに白いマフラーをしてるのがノーマル型。
並べるとわかりやすいですね。

ヒメヤママユ本州以南亜種(黒化型)
Saturnia jonasii jonasii (Butler, 1877).
マフラーがない貧乏遺伝子なのです><


ヒメヤママユの宴は見られたモノの、ウスタビガにはとうとう逢えませんでした。
諦めて山を下ります。


ようやくここで雨も止み、行きにスルーしたポイントを潰していくことに。
しかしいるのはヒメヤママユ・・・

晩秋の灯火

なかなか絵になりますね。


回ってないポイントはここで最後。
正直「秩父にくりゃなんとかなるだろ」くらいに考えてたのは甘すぎました。
雨の中回って疲れ切った2人は諦めムードです。

電灯に大きな蛾が。どうせまたヒメヤママ・・・ん?


んん?


なんか・・・ウスタビぽくね??????


でも・・・遠い上に灯りに透けてるので色がよくわからない。
O氏の長竿が火を噴きます。


大きな蛾は枯葉のように舞い落ちます。


ハラリ。  


駆け寄る2人。その正体は・・・

ウスタビガ本州以南亜種
Rhodinia fugax fugax (Butler, 1877).


キタ━━━━━━ヽ(≧∇≦)ノ━━━━━━!!!!!


でました!埼玉県産ウスタビガの♀です!!!
やりました!!

ひよこみたい・・・?

イヤッ!顔はダメッって言ったでしょ!

恥ずかしがり屋なんだね 可愛いよウスタビガ可愛いよ(´Д`;)


またもラストチャンスで狙いをモノにしました。
今週末は♂を狙いに行きましょうかねwwww

おまけ。

姫山繭祭

場所によってはこんな光景見られないらしいですね・・・

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秩父昆虫観察記/09-10-24 ~最後の野蚕~

秋も深まり、寒くなってきました。そろそろ長袖が欠かせない季節になります。
そんな晩秋の土曜日に秩父へ行って来ました。

狙いはウスタビガ。
ヤママユガの仲間で最後に出てくる蛾。
エゾヨツメに始まりウスタビガに終わる。
これがヤママユガ科の基本パターンです。

埼玉県産のウスタビガは数が少なく、なかなかお目にかかれません。
今まで僕が会ったウスタビガも栃木と群馬産のものでした。

本日回るのはいつもの夜回りコース。
早速トップバッターの浦山ダムから攻めていくことに。

しかし天候が・・・ 雨。
そんな中でもよく集まっていました。

ケンモンミドリキリガ
Daseochaeta viridis (Leech, [1889])
おおっ いたいた。ミドリケンモンだ。図鑑には少ない種、とありますがこの時期はよく見る気がします。

と思ったら名前変わってたのね><
今はケンモンミドリキリガ というらしいです。
ゴマケンモンに似てますが、ケンモンミドリ~のほうが大きさが一回り大きく一見してわかります。

ケンモンミドリキリガ
Daseochaeta viridis (Leech, [1889])

お馴染みお顔拝見のコーナー!
緑、白、黒でクールなイケメン風です。

ウスキトガリキリガ
Telorta acuminata (Butler, 1878)
この時期は秋キリガが出てくる時期。 中でもTelorta属の数は多く、よく見ることができます。

この子は羽の縁がギザギザしてるのが特徴です。


スジグロキヨトウ
Mythimna nigrilinea (Leech, [1889])

シュッと黒線が入ったスマートな蛾。
他に似てる種が何種かいるのですが、外横線とする点々(外側から1/5くらいのところ)
が少ないのでスジグロとしてみました。


少し移動してダムを臨む橋。相変わらず濃いなあw

マエグロシラオビアカガネヨトウ
Phlogophora albovittata (Moore, 1867).

奇麗なヨトウガです。結構撮るのが難しい><


ニセミカドアツバ
Lophomilia takao Sugi, 1962

ニセとかモドキってつく種はなんか可哀相だよね・・・
しかしお目当てのウスタビガは発見できず。

次だ次!

道の駅に立ち寄るもコレといった収穫はナシ。
雨も止まないまま、いよいよ神社へ行ってみることに。

キトガリキリガ
Telorta edentata (Leech, [1889])

上で紹介したウスキトガリキリガと同属の蛾です。
こちらは羽の縁がギザギザしていません。

オオバコヤガ
Diarsia canescens (Butler, 1878).
どこにでもいる地味な蛾。この辺苦手なんですよね・・・


ここにもウスタビガはいない。
うーむ、やはり少ないというだけはあるな・・・

と思いきや!!

ウスタビガ前翅

羽が落ちてる!!!
ここに生息している、という事実は確認できました。

しかし生体は・・・ 見つからない。
でもここにいることは間違いない。
いつもは行かない境内の方まで行ってみるか!!

と、ここで今回は終了。
果たして埼玉県産ウスタビガに逢うことはできたのか・・・?
続きはまた次回www

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日本の美/ルリボシカミキリ

同定自信度 ★★★★★

近年外国産の甲虫が手軽に購入できるようになり、
子供達はこぞって外国産の甲虫の名前を得意気に語るようになりました。
もちろん、外国産の甲虫はその美しさと大きさで大変な魅力を醸し出しています。

しかしその反動で国内の甲虫には目もくれなくなってしまった感があります。
前にも書きましたが、コクワを飼ったことがないのに外国産を飼ってる・・・とかね。

そんなに国内の虫って魅力ないんですかね?

否!

そんなことはないのです!!
日本にだって素晴らしい魅力の虫がいるのです!

ルリボシカミキリ
Rosalia batesi Harold, 1877.

この瑠璃色!すばらしい色です。昆虫図鑑を持ってた人なら
誰でも一度は憧れる虫ではないでしょうか?


個体によって模様に差異があるのも高ポイントです。

ルリボシカミキリ
Rosalia bateshi


この美しい色をしたカミキリムシは日本にしかいません。


日本特産種なのです!

全国の子供達、もう一度日本の虫にも目を向けてみてくださいm(__)m


画像は使い回しです><

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